「In Put」の大切さ
初めて太鼓を叩いたときの喜び、感動、驚き、ワクワク感。
その初体験の気持ちを持ち続けることは大変意義があります。しかし、1年2年と練習を続けるうちに、全てが日常のこととなってしまいます。
毎週の日曜日、練習に行って仲間と会い、そこにある太鼓を叩くのも当たり前になってしまい、特別な感情が生じることがなくなってしまう。このような感情の移り変わりは当たり前のことなのでしょうか。
そうです、当たり前のことなのです。しかし、これでは楽しくありません。
私は指導をする立場なので「Out Put」が日常になっており、何も努力をしないと出し続けることができなくなり、枯渇してしまいます。「Out Put」が日常なら、「In Put」も日常にならないと、新鮮さが何もなくなってしまいます。
私の心の中ではいつも『楽しい事』を探しており、見つかると同時に活動をしております。活動をしていると新しい事が次々と現れて、「挑戦と発見の日々」に心が満たされてきます。
この公式を持ち続け、絶えず前に進んでいきます。
日常の中の非日常は、同じ物でも多方面から目線を変えて見ることによって、誰にでも生まれます。どのような時にも「In Put」のチャンスはあります。
目標として、「受身ではなく」、「自分から前に進んでいく事」を、これからもしていきたい。自分が楽しいと、その気持ちは伝播します。
楽しい事をどんどんと広げて、共に過ごす仲間たちとプラス思考の活動をしていきます。
2015年4月吉日
天竜太鼓会長
田中 三津男